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2014年6月 9日 (月)

心が試される時-誕生日ばかりが記念日ではない-

本日6月9日は声優であった川上とも子氏のご命日だそうだ。

 

41歳の若さで亡くなられてから3年目の本日、川上氏の死を悼む方々のツイッターを目にした。

 

http://realtime.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E5%B7%9D%E4%B8%8A%E3%81%A8%E3%82%82%E5%AD%90

 

 

自分が食べること

自分が遊ぶこと

自分の利益に結びつけられそうなこと、自分の利益になること

そんなことだけしかツイッターに書かない者がいる。

 


ワールドカップが、オリンピックが、どこで開催されようと

グローバリゼーションが破綻しようと、格差が広がろうと、

いつでも自分のことしかない者がいる。

 


自分のことだけを考えて一日が始まり、自分のことだけの一日を終える。

 


そんな者には、自分の誕生日とか、ハロウィンとか、クリスマスとか、集まってスイーツを食べながら、つまらない話か馬鹿騒ぎをする記念日しか存在しないようだ。

 


だが、人生の一時期に、交流を持ち、親交を持った人物の早すぎる命日くらい忘れずに覚えていて、年に一度くらい、他人のために、お金にはならないとしても、静かに哀悼の意を示しても損はないのではないか?!

 


例えば、私の亡き母・天野公子の命日は12月31日つまり大晦日である。

 


しかも1999年という世紀末・ミレニアムでもあった命日は、誰からも慕われ、尊敬されていた美しい亡母からお世話になったとの感謝の心を宿している誠実な人であれば、嫌でも記憶にとどまり、忘れることなどないであろう。

 


お香典返しのことを「志(こころざし)」と書くのは、故人に対して捧げられたお気持ちに感謝して、残された遺族がささやかなお返しをさせていただくからであり、「志」とはまさしく「心」や「気持ち」を表す言葉である。

 


いくつになっても食べること、遊ぶことが人生のメインで、児戯に類するような仕事ばかりをタコ足配線のようにかき集めながら、ただただ「お金めあて」で生きる者がいる。

 


そうした者の「志」はとてつもなくちっぽけで脳味噌と同じように軽く、お金の鳴る方向を目指しては、あっちへコロコロ、こっちへカラカラと、落ち着きなく動き回り、定まらないに違いない。

 


そうした者は、他人の死や老い、そして病などマイナスの現象が身近に発生すると、まるでそれらを自分や自分の家族たちにうつる流行り病のように敬遠して避け、逃げてゆくようだ。

 


そして、そうした者ほど、いざ自分が怪我をした時や自分の家族がまさかの大病で緊急入院をした時など、困っていますと知らせたがる。きっと何か目的があるのであろう。

 


だが、お祭り好きでお金が好きな遊び人らにも、老いは確実に忍び寄り、病が巣食い、死が不意をついてその肩を叩く時が必ず訪れる。

 


その者自身は頑健で風邪すらも寄りつかないような身体であったとしても、その者の家族が突然の病や不慮の事故に遭うこともあり得る

 


いざ自分たちの家族が取り返しのつかないほど悲惨な出来事に襲われた時、果たして他人に対して酷薄であった者たちは、一体どんな態度を取るのだろう。

 


以前、拙ブログで「東日本大震災二周年追悼式」のご遺族代表のお言葉をいくつか採り上げて紹介した。

 


とりわけ「
この悲しみに区切りはなく、終わりもありませんが」という言葉がいつまでも残っている。

なぜならこの言葉は「心の言葉」であるから心を打ち信じられるからだ。

 

他人の老・病・死を自分たちには関係のない対岸の火事として高見の見物をきめこんでいた者が、その五臓六腑に焼け火箸を押しつけられたようなたとえようもない苦しみや悲しみに突然見舞われた時、初めて、その辛さたるや、いかに惨憺たるものであるかを少しは理解できるようになるかも知れない。

 


そして、その時こそ「本音」も、「建て前」も、「演技」もなく、その者の「心の言葉」を聴き取り「本心」を見極めることができる最後の時かも知れない。

 


人の心が、人の魂が試される出来事は、人生に何度か巡って来る。

 


そんな時には、常日頃からあなたの前で、どのようなことを言ったりしたりしている人が、あなたの前で、いかなる言動を、あなたに見せたのか。

 


それをよく見聞きしておき、そしてよく覚えておくべきであると忠告をして、今夜は拙い文を結ぶこととしよう。

 


*******


こころ‐ざし 【志】


http://kotobank.jp/i/shogakukan/gaiji/01676.gif
ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的目標。「―を遂げる」「事、―と異なる」「―を同じくする」「青雲の―を抱く」
http://kotobank.jp/i/shogakukan/gaiji/01678.gif
心の持ち方。
信念志操。「―を高く保つ」
相手のためを思う気持ち。厚意。「―を無にする」「お―はありがたいが、辞退します」

http://kotobank.jp/i/shogakukan/gaiji/01676.gif
謝意好意などを表すために贈る金品。「ほんの―ですが、御笑納ください」
http://kotobank.jp/i/shogakukan/gaiji/01678.gif
香典返し法事の引き出物、僧への布施包みの表に書く語。→寸志
心を集中すること。注意。「―はいたしけれど、…上の衣(きぬ)の肩を張り破りてけり」〈伊勢・四一〉
相手を慕う気持ち。
愛情。「一夜のほど、朝(あした)の間も恋しくおぼつかなく、いとどしき御―のまさるを」〈若菜上〉
死者の
追善供養。「未来因果を悲しみて、多くの―を尽くして」〈曽我・二〉

 


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https://twitter.com/jab_nishii

綿胞子でギンコを刺したお母さんが川上さんだった。「いつかあの夫婦に本当の子供が生まれるといいな」っておっしゃってて、日蝕む翳で本当にそうなっていて、なんかもう泣けるよぅ

 

https://twitter.com/chiakinman/status/475654836776476673

今日は川上とも子さんの命日で、毎年この日になると思い出します。私は今でも好きな声優さんを聞かれるたびに川上さんと答えていて、ウテナで川上さんに出会ってから何度その声に励まされたかわからないくらい。今はもうゆっくりと眠られているけれど、川上さんの魂は作品を通してずっと輝いてます

 

https://twitter.com/jab_nishii/status/475696443508805632

川上とも子さんの命日ということで、ウテナ様を。一期の蟲師の時にスタッフルームに遊びに来てくれたのが嬉しかったなぁ。仕事への取り組み方含めて、すごく素敵な方でした。その時貰ったサイン色紙はずっとスタジオ潮風の机に飾ってます。

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