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2013年4月 1日 (月)

人生において何より大切なこと

 

新年度にあたり、散文をつくってみた。



人を知り 人を学ぶが 生きる道

散る花 咲く花  どちらも愛(め)でつ (天野ベラ)

 

 

こぐちゃんのプロジェクトが、佳境に入った。


私の老いらくの趣味も、面白くなって来た。


そんなこんなで、がんじがらめの忙しさだ。


だが今日は、寸暇を惜しんで、乱文ながら一筆書き残したい。


私より少しお姉さん世代の女優・坂口良子さん(57歳)の急な訃報を知って、驚き落胆したからだ。

 

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或る時、テレビのチャンネルを回したら、ちょうど坂口良子さんのお嬢さんが替え唄を歌っていた。


面白かったので見ていたら、坂口良子さんとご主人でプロゴルファーの尾崎健夫氏が、傍でしきりに照れ笑いをしていた。

 

この時、既に坂口さんが重い病魔に侵されていらしたとは思いもよらず、考えもつかなかった。


多額の借金返済という困難辛苦を乗り越え、昨年入籍を済ませ、ご家族もやっと心をひとつにしてまとまり、坂口さんは頼りがいのある新しいご主人に守られながら、お嬢さんの成長を楽しみに、お仕事を選んで、正にこれからがご自分へのご褒美といえるステージに差し掛かったと思われた矢先の出来事であっただけに、安堵の思いとともに無念さが強く伝わって来る。



坂口良子さんをごく間近で観たのは、2006年初夏であった。


自宅近くのスタジオで「シャル・ウイ・ダンス」というテレビ番組の収録をしており、主人と見学に出かけた時だった。


長い収録だから、芸能人の方の素顔が垣間見える時もあって、それらも、客席における見どころのひとつであった。


一見おっとりして穏やかそうな高橋恵子さんが衣装につけた華やかなスパンコールが、お相手にひっかかってしまった時、そっと外そうとせずに、不愉快そうな顔で手荒に破り取ってしまうという短気さを見せたり、画面では誰より愛想の良い司会の松坂慶子さんが、決して客席に近づいて来ようとしなかったりと、意外な側面を覗かせてくれた。

 

坂口さんは、堂々とした存在感があって、凛とした立ち姿は、病気など寄せ付ける隙もなく感じられた。


ワルツを踊られた時、見栄えがして、優雅で、絵になっていた。


だが、いかにも気が強い女優さんとお見受けしたのは、ダンスのご披露を終えた他の芸能人の方々が、パートナーの先生とご一緒に、手を取り合い譲り合いながら和やかに退場して行くのに比して、坂口さんは、審査が済むとおひとりで我先にとスイスイ退場してしまわれた時のことであった。


主人と顔を見合わせて驚いたほど不機嫌そうな態度で、表情からも、姿からも、女優さんとしてのプライドの高さが、強く伝わって来た。



こういう女性は、男性を選ぶのだろうな……と直感させられた。

 

だから、坂口さんが、ご主人の実家に出向いてご披露宴を行った追悼番組を観た時は、多額の借金を背負いながらも、好相性の男性と知り合い、愛を育むことが出来たことは幸いであったと、他人事ながら安堵した。



ご実家の皆様は、明るく素朴で素晴らしいご家族であったし、ご主人のお人柄も、素朴でユーモアがあって、余計なことを考えていない純粋さと鈍感力とデリカシーを兼ね備えた男らしさが、ずっしりと伝わって来たからであった。

 

さらには、ご主人のお兄さんにあたるジャンボ尾崎さんも、弟さんも、災難に見舞われた坂口さんを、きっと全力で支えて来られたのだろう。



ご披露宴での坂口さんは、「シャル・ウイ・ダンス」での、ややもすれば高慢な態度がすっかり消えて無くなっており、憂いの漂う、しおらしくも可憐な、最高の花嫁姿を見せてくれた。



ご主人の半歩後ろに下がって歩き、祝辞を聞いては泣き、お祝の歌を聴いては泣き、涙の乾く暇のない感動のご披露宴であった。



このおふたりならうまくいくに違いない、そう誰もが思ったことだろう。



そして、このご披露宴の何か月後かに坂口さんがお命を失うなどと、一体誰が想像したであろう。



私がいいたいのはここからである。


人は、いつ、目の前から消えて無くなるかわからない。



人は、人の前から、必ずいなくなってしまう。



それは、突然かも知れないし、徐々にかも知れない。


人が、亡くなるということ。



それは、誰もがわかっていることでありながら、



それを、誰もがわかろうとはしていない。


だから、私たちは、



限られた時間の中で、



人を知り、人を理解するため、



懸命に、真摯に、努力するしかない。


そして、



いつも、いつでも、どこにいても、何よりも、



家族と、自分の特別な人に、



常に、誠実な関心を寄せ、



たゆみなく、注意を払い、



決して、目をそらすことなく、



思い残すことのないようにしておくことだ。


私が伝えたいたったひとつのこと。



それは、人を大切にしてくださいということに尽きる。



それが、人生において、何よりも大切なことだから。

 


もっと、こうもすれば良かった、



もっと、あの時にああしていれば良かったと、



果てしなく湧き出ずる繰り言(くりごと)や



とめどない悔恨の涙で、


あなたの大切な残りの人生を曇らせないためにも。

 

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