誰かとスポーツしてますか?誰かとスポーツ観てますか?
スポーツが好きだ。
するなら球技。観るのは何でも。
応援にも熱が入るから、目下オリンピック睡眠不足に悩んでいる。
小学生の時はバレーボールチームを作って朝早くから練習していた。隣のクラスには、中山さんという寡黙な同級生がいた。お母さんもママさんバレーの選手だった中山さんは、練習している私に黙って近づくと「打点が高い!」と言って白いボールを取り上げ、見本を示してくれた。毎週日曜日には校庭が解放されるから試合をする。それがとても楽しみで、文字通り腕が鳴った。
小学校時代の同級生のことは、全員の名前と顔を今でもはっきりと覚えている。幼い彼女や彼らがどんなに大人でどんなに魅力的であったかに思いを馳せる時、さまざまなシーンが網膜に去来する。
会いたいなあ。
さて、意外なことに主人もスポーツ好きだ。
スポーツと言えるかどうかはわからないが、サイクリングとボーリングが特に上手。
主人も私も大好きな趣味は、卓球とバドミントンである。
バドミントンは、激しいスポーツでかなり体力を消耗する。
なので、現在は軽井沢の室内で、羽根つき程度に遊ぶだけだが、若い頃はよく打ち合ったものだ。
卓球は、温泉に行って設備があれば今でも必ず楽しむ。
「どれだけ続けられるかな?」と言ってラリーをすると、何と、止めない限りどこまでも続いてしまう。これは、お互いに、相手が返しやすい球を打つ配慮があるからであり、長続きするペアの条件に重なると思う。
そんな夫婦だから、オリンピックでは、とりわけ卓球とバドミントンに注目した。
卓球で愛ちゃんが逆転勝ちした時、主人は感涙していた。
それにも増して、白熱の試合を展開したのが、日本と中国が戦ったバドミントン女子決勝戦であった。
どちらも譲らず、どちらも折れず、どちらが金でも、銀でも、プラチナでもダイヤモンドでも(笑)いいと思えるほど最高の戦いを見せてくれた。中国さんも敵ながら良く頑張った。天晴であった。
いつもこそこそ悪知恵を働かせながら小細工し、常にきょろきょろ何か得することはないか探し、行動より口先だけで言いくるめようとするような腹黒い女たちには、一度でいいから、スポーツに精を出してみたらどうだと言いたい。
腹黒い女たちは概してスポーツに縁がない。
スポーツは、観るのも、誰かとするのも嫌いという者が多い。汗をかいて素の自分を見せるのが嫌なのか、それとも、スポーツマン精神に則り正々堂々と戦うことが嫌なのだろうか。
人一倍負けず嫌いな女たちもスポーツをしない。
負けた時に潔く負けを認め、笑顔で相手に握手を求めることの出来ない自分をよく知っているせいか、例えお遊びでも決してボーリングや卓球をしようとはしない。
どんな女もスポーツをしている間は口をきくことが出来ない。
実力も資格もないのにお得意の自己主張でおねだりをしたり、甘えとわがままによって、特別扱いや不正になだれ込むようないつものやり方はスポーツの世界では通用しにくいからだろう。
柔道のクールな女ウルフも、
あんなに小さかった卓球の愛ちゃんも、
バドミントンの藤井選手も、誰であれ、
つくり笑いをする者などどこにもいない。
遊び半分でもなく、悪ふざけもしない。
口を開かず、黙々と、結果を出す。
喋るのは最後でいい。
笑うのも最後でいい。
勝者の笑顔はいつも本物である。
だからこそ、誰が見ても美しい。
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